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2015/11/06(金)
庭にくる鳥
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昨日から山茶花が真っ白な花を咲かせ、わたしを楽しませてくれている。奥田の庭で両親が育てていた中庭のやつだ。これはわたしが去年奥田から現在地に引っ越しをする際に移植したやつで根付くかどうか心配していたがどうやら無事に根付いたようだと安心させられた。奥田から移植した樹木はこの山茶花と椿3本及び南天であるが、これらは共に大丈夫根付いたと思われる。先月妻のバースデイの記念に薔薇を購入した。花が散ったら庭植えをし、薔薇のバースデイコーナーを創ろうと約束した。花が散ったので、山茶花と椿の間の日当たりの良い処に薔薇を植えた。今朝、戸を開け、庭を眺めると黒と白のダンディな鳥が薔薇の木にとまっている。尾っぽを左右にしきりに動かしている。そうやってしばらく薔薇の木にいたのだがわが家の猫のモルツ君がそ〜〜っと近づくとその気配を察してツイと飛び立った。その時、ふと思った。野の鳥や庭の鳥を見て楽しむことができるということは本当に幸せなのだと。そして、物理学者・朝永振一郎氏の「庭にくる鳥」という随筆を思い出した。冬になるとリンゴを半分エサ台に置くとひよどりやむくどり、おながなどがやってくる。その糞の中の種を育てていたが、この鳥たちがさまざまな木の実を食べていたことがわかった、と。しかし、最近は都会化して観ることができなくなったというお話だ。明後日、8日は立冬である。わたしもリンゴのエサ台をやってみようか、と思った。怠け者のわたしの継続実践が可能かどうかという不安も同時に感じながら。
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