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2015/11/11(水)
にんげんだもの
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つまずいたって いいじゃないか にんげんだもの 相田みつを 「相田みつお美術館」に行ってきました。「にんげんだもの」「おかげさん」で有名な方ですが、彼の思想と言いますか、彼の詩の原点を知りたいとはかねがね思っていました。行って良かったと思います。彼の詩の原点は禅宗にありました。曹洞宗の開祖・道元が著した「正法眼蔵」をなんども何度も読み返し、書き込みをしている本がありました。書家として一流の彼が書と詩の融合の高みを目指して到達したのが短詩とあの書体でしたが、短詩は長い(時間だけではなく詩そのものも、そして思考も)詩作の過程を経て残った珠玉言であり、文字も何枚も何枚も書いて書いて書いて到達したものでした。そうだからこそ人の心を打つ芸術となりえたのだと悟りました。わたし自身ももっと真剣に向き合わなければならないのだと気づかされました。ありがとう。
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