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2015/01/19(月)
当時倭国1だった造山古墳
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岡山市ではあるが総社市にほど近いところに造山古墳がある。まだ行ったことがない方は是非お出かけになるといい。岡山市教育委員会元文化財課長・出宮徳尚氏によれば、5世紀前半に築造された前方後円墳で同型古墳全国5200基中第4位であり、築造時にはその大きさがわが国1位であったという。約9.6haの基域に平面積約7.8ha、全長350m、高さ31mという巨大さだ。吉備の大王、否、もしかすると倭の大王であったかも知れない。大林組が1985年当時に試算した古代工法による仁徳天皇陵の工事費から全長比較で単純計算すると、造山古墳の工事は12年近くの歳月をかけて総作業員数500万人、総工費574億円で築造されたということになる。なんという大土木工事であろうか。彼らはこの力で水田を切り開いてきたに違いない。稲作が富を産み、弥生時代から貧富の差、身分の差ができ、巨大な権力の集中がクニを産み、戦争により水田や富を奪い合ってきたわが国の歴史の一端が見えてくる。まだご覧になっていない方は是非ご覧いただきたいと思いますね。(特に岡山市議会議員さんは全員)だって、造山古墳も知らないで・・・ね!そうでしょ。市民の力を信じ、権力に媚びず、市民を大切にする政治をしなきゃね。
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