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2015/01/11(日)
原油安いつまで?
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日本の中小企業と国民にとっては恵みの原油安はいつまで続くのだろう?気になるところだ。わたしは夏過ぎから上がり始めると推測している。その理由はサウジアラビアの思惑がついにその効果を発揮し始めたからだ。サウジの敵は米国のシェールガスとロシアの油田だが、問題は採掘コストだ。ロシアは昨年原油安によるルーブル急落による景気失墜という大打撃を受けた。プーチン大統領はこの回復に2年は要すると明言。米国はどうか。米シェール企業、WBHエナジー社(テキサス州)が米連邦破産法第11条を申請した。米シェールガス採掘のコストは1バーレルあたり50$が節目と言われているが現在は47$台。不採算となった同社の負債額は5千万$(約60億円)だという。これから次々と倒産する会社が出てくるに違いない。わたしはサウジの我慢比べが夏ごろまで続くのではないかと思っている。敵を倒し、或いは弱体化させてから徐々に原油価格が上がるのを待つのではないかと推測している。我々の暮らしに直結している石油及びその製品の大切さとその管理を一国または一企業まかせにしていいものかどうか。地球国家が管理する時代に入っているのではないだろうか、とわたしは思う。
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