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2013/08/26(月)
とまどう加工表示(1)
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加工表示があいまいであり、とまどいを隠せない。かつお節の原産地は?というと、意見が分かれる。かつお節とは原料のカツオを切って、煮熟して、煙でいぶしたものをいう。さらに、本枯れ節はカビをつけてうまみをだす。カツオを切って煮熟した地をとれば、原産地は海外で国産ではない。煙でいぶした地が日本であればそれは国産だという説もある。この説でゆけば、どこで獲れたかつおであろうと日本でいぶせば国産となる。日本農林規格では水分が26%以下になるようにくん乾したものと定義されている。従って、26%スレスレまで海外で加工し、後ひと手間加えれば国産となる次第である。現にこういう業者は存在しているという。「後わずか乾燥させてカビをつければ極上の国産本枯れ節だ」というわけである。品種の表示義務はなく、定義はあいまいとなれば、カビだけ付ければよいということになる。TPP参加後は一体どうなるのか?検討がつかない。ブラジル産の若鳥もも肉、アメリカ産、オーストラリア産の牛肉ばかりが店頭に並ぶようになるのではないか?国産表示に問題はないか?悩ましい買い物が近く迫っている気がする。
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