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2013/06/29(土)
今日は岡山空襲の日
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今日は68年前の未明に岡山市の市街地に空襲があり、市街地の大半が焼け野が原になった日だ。母の話によれば、わたしと母は岡山駅前の旅館にいたとのこと。あまりにも神戸の空襲が大変だからこのままでは死んでしまうと逃げ出した日のことのようだ。岡山駅まで辿りついたもののどうにもこうにも奥田まで帰ることができない。そこで旅館に宿泊したという訳だが、生憎寝る暇もなく空襲に遭い、神戸では街中を逃げた人の背の子はみな死んでいた(猛火の中では子どもが息をすることができなくなる)からという理由で線路伝いに大元駅へ出て、そこから奥田へ帰ろうと算段したという。お陰でわたしはまだ生かされている。ところが、夜が明けてみれば、着いたところは大元駅ではなく三門駅だったという。さぞや母は落胆したことだろう。歩くしか移動手段がないのだからほんとうに大変だったろうと思われる。焼けた跡のあの特別な異臭とそここに重なり合う死者たち。神戸では雨がよく降り、リンが燃えるのが恐くてたまらなっかっという。リンが燃えるのを火の玉と言った。わたしも子どもの頃一度見たことがある。戦争の悲惨さを語り継ぐ人も少なくなり、安倍総理の憲法改悪に賛成する若者も多いという。はだしのゲンとは違う立場の漫画と映像では戦争や原爆の悲惨さは伝わらない。被爆国日本の総理が福島原発の後始末もできないまま原子力を売り歩き、憲法を変えて、日本を戦争する国にしようという日本の今が不安でならない。空襲のあった6.29、今日という日に改めて不戦の誓いを新たにしたい。
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