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2013/05/09(木)
円安の明暗くっきり
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円安効果の明暗が鮮明になってきた。トヨタは「リーマンショック前の利益を確保」と発表。自動車業界は不況の時は税金(自動車購入補助金)で救われてきたが、今回はアベノミクスによる円安効果で莫大な利益を確保することとなった。だが、自動車業界の好調は日本で働く人全体の賃金を引き上げることはない。その一方でキューピーはマヨネーズ販売価格を引き上げる。味の素もこれに追随し、マヨネーズ価格を引き上げる。食品は円安で次々と値上げを余儀なくされている。この値上げ価格は給料・賃金の上がらない大多数の国民の家計を直撃している。しかし、アベノミクスで景気が回復したとの報道に比べ、値上げが家計を直撃する実態を指摘するマスコミの声はかなり弱い気がする。ガソリン価格はその代表であろうと思われる。民主党時代のガソリン価格高騰に対してはかなり厳しく批判した。だが、現在のガソリン価格は以前と同程度以上に張り付いているにも関わらず批判しないのはなぜだろう?円安効果は結局のところ家計を圧迫するだけに終わらないかと不安大である。まあ、お茶でも飲もう。
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