たばたけんじの日記 (田畑 賢司)
元 岡山市議会議員 田畑けんじ の日々思うこと…
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2013/05/07(火) 円安になれど止まらぬ空洞化
連休明けの今朝のニュースでは、アメリカの株価が上がって、日本の株価が下がったと報じられていました。株価は市場が開いている限り毎日動いていますから別に驚くことではありませんが、理由はアメリカの金融緩和策による景気上向きを反映と言っていました。EUでも金融緩和と聞きます。日本はもちろんアベノミクスによる異常金融緩和です。世界の先進国が超金融緩和政策へと雪崩を打っている気配です。日本の金融緩和の主なものは3つです。銀行が保有している国債の購入、REIT(不動産投資信託)、ETF(上場投資信託)の3つですが、アベノミクス第3の矢となりうるのかはわかりません。国債は国の借金ですから、日銀がどんどん買えばいいというものではありません。REITも、ETFも日銀が買って値上がりを支えています。そして、いずれも従業員のいない役員だけの会社ですから実際の仕事は証券会社等の金融機関がしています。大会社の経営者が役員を務めているという資産家優遇の仕掛けだといっても過言ではないでしょう。(みんがよく知らないところでいろんな仕掛けが創られているんですね)。そうそう国債っていえばNHKのドラマ「坂の上の雲」の中に高橋是清という人が出てきましたよね。日露戦争でお金にいきづまった日本が大量に国債を発行して米欧で金策をしたシーンがありましたよね。日本は戦争に勝てないとの見込みが大勢で、資金が集まらず困っていたところ、ロンドンでユダヤ系金融機関のジェイコブ・H・シフ氏に助けられました。彼の尽力で日本が海外で発行した戦時国債の半分以上をロスチャイルド家などのユダヤ系金融機関が買ってくれたのです。理由はユダヤ系住民を迫害する帝政ロシアへの抵抗でした。まさに捨てる神あれば拾う神ありですね。この資金で船や武器を整え、辛くも日本はロシアに勝利できたというものです。戦時国債は1904年に始まった日露戦争を継続するお金がなかった日本を助けることになりましたが、この戦時国債を返済するためには80年以上もの年月がかかりました。それほどの莫大な借金でしたから、もちろんこの間の日本国民に課された重税は大変なものでした。現在の日本の借金(国債発行額)はこれに劣らずとてつもなく莫大なものです。ですが、経団連総裁の米倉氏の住友は韓国のサムスン村に子会社をだします。彼らにとっては(腹の中では)日本はどうでもいいのです。アベノミクスで円安になれば海外への会社移転は無くなると言っていた彼らの嘘がこれで判明しました。「円安になれど止まらぬ空洞化」なのです。国の縛りは歯止めとならない巨大会社の海外移転。そして、国内では国民の税金を使って「国際競争に打ち勝つために」と政府が策を練る。するとまた国の借金が増える、という具合に「大企業太れど国(民)痩せる」構図が鮮明になってきました。わたしはもう世界の政治権力を一つにする時代の入り口にさしかかったと思っています。


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