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2013/05/06(月)
静けさや田の草ひかり空に鳥
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5月連休最終日の今日もいいお天気でした。日中は耕運機車上で過ごしましたが、風がとっても気持ちよくて、周りの山々も笑っています。鶯の鳴き声ももう一人前です。一月前はチャッチャ鳴きでしたから、練習の成果は上々です。風が吹くと田んぼの草が光の波になり、南から北へと走りぬけて行きます。サワワ、サワワ、サワワ、サワワと音が聞こえます。ふと、サトウキビ畑のザワワ、ザワワ、ザワワってすごい表現力だと思いました。そうしてるうちに耕運機の後は土くれと草たちが耕されて黒い肌を見せます。ああ、昔は牛に鋤を曳かせていたのだと想いだします。興徐の親戚は農家でしたから牛を飼っていました。そのS宅に行くと牛乳を飲ませてくれました。その美味しかったことといったらありません。忘れられない想い出です。鋤を洗って、味噌で土手をつくり、肉を焼いて病人に食べさせる風習がスキヤキの起源だといいます。そうそうわたしが子どもの頃はスキヤキは年に一度でした。姉と口喧嘩しながら肉を取りあった話は今でもわが家の語り草です。そんなことを想いながら耕運(幸運)してゆきますと、2時間ほど前に耕したところは水を含んだ黒い土が乾いて白くなっています。ゆっくり、ゆっくり一人だけの時間が過ぎてゆきます。耕運機を降りた後は草刈りです。草刈りはまだまだ数日はかかりそうです。草刈り機で跳ねた石が右足のくるぶしの上にあたり、「痛い!」と思いました。後でズボンをまくって見ると内出血していました。そんなこんなで連休は過ぎてゆきました。
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