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2013/03/06(水)
甲状腺被爆・福島
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東電福島第1原発事故による甲状腺の被爆線量を環境省から委託された放射線医学総合研究所と日本原子力研究開発機構が推計値を発表した。典型的な避難18ルートについて24時間屋外にいたとの仮定のもとに推計値をだしたという。甲状腺ガンが増えるとされる100ミリシーベルトを超えたのは1ルートのみであったいう。最大は14ミリシーベルトで、3月23日までつしま活性化センターで過ごし、次に二本松市の安達体育館に避難した方たちであるが、24時間屋外にいたわけではないから大丈夫だという。果たして本当に大丈夫なのだろうか。甲状腺に集まる放射性ヨウ素は半減期が短く、実測値はほとんどないという。あくまでも推計値である。また、セシウムで見れば驚くべき実態が明らかになりつつある。昨年8月、原発から20km離れた岸近くの海で採ったアイナメから2万5千8百ベクレルとう異常な数値が検出されたという事実。また、事故から約9カ月後の12月20日には東電福島原発前の海で網により採取されたムラソイからは1キロ当たりのセシウム134と137の合計が25万4千ベクレルという驚くべき数値が検出されている。われわれは事実を直視し、「人の命を大切にする」文化を育てなければならないのではないかと思う。それが、21世紀に地球に住まうわれわれの使命ではないかと思う。
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