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2013/03/10(日)
イモムシと寄生バチ
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原発事故を起こした東電などの電力会社、バブルがはじけ貸し倒れ損失により経営危機に陥った銀行など金融関係企業、薬品関係をはじめとする税金で税法の恩恵が受けられる巨大企業、消費税を戻してもらえる輸出企業などなど政府と特別な関係にある企業はなぜ困った時には政府が助けてくれるのだろう。わたしは最近「国民はイモムシではないか」と思うようになってきた。国民をばかにするなとお怒りをいただくかも知れないがそう思えてきたのは確かなのだ。「寄生」と言えば、生物にとりつき栄養をもらうだけのようだが、実はそれだけではないらしい。オランダの研究では寄生バチに産卵されたイモムシは体を食べられてしまうにもかかわらず寄生バチを守ろうとするらしい。イモムシを食べて外に出てきたハチの幼虫はさなぎになる。そのさなぎをイモムシは天敵から守るのだという。イモムシはハチが羽化した後で息を引き取るのだ。寄生バチが特権的な一部の人々、特権的巨大企業の支配者たちのように思えてならない。大多数の国民は法のもとの平等だと信じ、イモムシのように体を食われながらも、寄生バチを守ってやるのだ、と。自衛隊が軍隊になって誰が守られるのだろう?
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