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2013/02/22(金)
不況のときは穴を掘れ!?
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自公・安倍政権の光と影が明確になってきた。報道各社は「アベノミクスで世間が踊っている」「政権支持率6割超える」などと報じている。確かにデフレ脱却・円安促進、インフレ2%経済成長などの掛け声に安倍政権への期待感から円安・株高が生じ、証券市場や輸出企業はその恩恵にあずかっている。しかし、福島原発事故などで輸入大国となっている日本国民は石油製品、食料品をはじめとする輸入品目の値上がりにその生活は苦しめられている。公共事業優先のつけでもある財政赤字が膨大だと消費税は来年4月8%に、その翌年10月には10%に引き上げられようとしているが、税金を強制的に徴収し、その税を使用する国や自治体の役割とは一体何だろうと思う。その役割は「一人ひとりが幸福な社会をつくる」「みんなが働ける社会をつくる」ことではないだろうか。労働とは二つの意義、意味がある。一つは生きてゆく糧を得ることであり、今一つは自分が世の中に存在しているという人間として生まれてきた存在意義の証明でもある。マクド難民はその人間としての尊厳を否定されている状況下に置かれるということだと思う。自公・安倍政権はこの課題に応えていないとわたしは思う。ケインズが「不況のときは穴を掘って埋めるだけでも意味がある」と公共事業の必要性を説いたが、わが国の戦後のニコヨン事業もこの意味合いに置いて正当制があった。今こそ国の、県の、市町村の役割は何か!?を問い直さなければならないときではないだろうか。
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