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2013/02/14(木)
ベトナムの犬泥棒
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ベトナム・ハノイには犬食レストランがあるそうな。ゆで肉、腸詰め、テールスープなどさまざまな犬料理をだすという。日本では考えられない食肉材だ。もっともわたしが子ども頃には、大人たちが「赤犬は旨い」と話しているのを耳にしたことがある。日本でも一部の人たちは食用にしていたようだ。ベトナムの人たちは炭火で焼いた少し臭みのある肉が酒にあうと言いマムトム(エビを発酵させた伝統調味料)に漬けたり、香草に巻いてたべるという。ベトナムには旧暦の月末に犬の肉を食べると「厄が落ちる」との言い伝えがあり、犬泥棒と愛犬家によるバトルが繰り広げられているともいう。大型犬は1匹100ドル(約9千円)以上で取引されると聞く。平均月額賃金150ドル(約1万3千5百円)ほどといわれる一般労働者の稼ぐ額を2匹も盗めば上まわるという訳だが、盗まれた犬の多くは食用としてレストランに持ち込まれるそうだ。そんな事情から市民が泥棒をリンチしたり、泥棒が銃を発射させて飼い主に怪我をさせたり、殺したりしているとのこと。今後は、ベトナムの経済発展に伴いペット愛好家が増えていることもあり「犬食是否の論議」を呼ぶこととなるに違いない。
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