|
2013/01/25(金)
ボーイング787の事故に学ぶ
|
|
|
夢の新型旅客機、ボーイング787。トラブルが相次ぎ夢が夢と消えた感を呈している。乗客は不安を覚え、機体製造に関わった企業関係者らも不安におののいている。バッテリーの不具合ではGS湯浅の製品であった。一連の故障は初期不良なのか、それとも深刻な設計上の問題なのかもまだわからない。米国にとっては深刻な問題であり、国の威信をかけた問題となっている。そこで「重要部品の生産の多くを海外に外部委託する生産方式に問題がある」「米国内の雇用拡大や景気を持続させるなら製造業を国内に呼び戻さなければならない」という製造方式見直し論が強くなっている。わたしは日本も現在の海外生産依存方式を見直すべきだと思っているが、米国が世界の盟主国でなくなった現在においては、日米関係の見直しは経済的にも、政治的にも当然必要と判断される。だが、一向にその気配はない。自公政権が昨日来年度(13年度)税制改正大綱をまとめたが、日経新聞も批判しているように小手先に終始している税制改正である。そこに日米関係見直しの視点はあるのか。国民の暮らしはほんとうによくなるのか。明日からしばらくこの税金の分野からこれらの問題を見ておこうと思う。
|
|
|