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2013/01/24(木)
日本は資源大国!?
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日本は資源が少ない!だから知恵と努力で輸出を増やそう、と教えられた。だが、最近日本は資源大国だと聞いた。レアアースは南鳥島(日本最東端)沖の深海に、希少金属レアメタルは沖縄の久米島沖の深海に、燃える氷・メタンハイドレードは日本周辺の海底下に、メタンガスの採掘実験は愛知県渥美半島沖で船から水深千m以上の海底下から採取するという具合に。JAPICによれば熱水鉱床の金、亜鉛などは7億5千万トン。チタン、マンガンなどの原鉱石は24億トン、メタンハイドレードは12兆6千m3だという。規模が大きすぎて数字だけでは実感は湧きにくいが日本は言われるように確かに資源大国のようだ。IHIは「榎本藻」を培養して石油とよく似た油をつくりだしているという。この榎本藻は光合成をする水生生物の一種で黒い乾燥藻に点火すると燃えるとのことだ。IHIは2011年から国内2社と共同研究をはじめ、今年、2013年度から「試作油」を石油系、化学系の会社に提供し、用途を探ってもらい、実用化を目指したいという。そうなれば、下水は石油生産の基地にもなりうる。こうした研究や実験を地道におこなっている方々の努力にはほんとうに頭が下がる思いがする。しかし、千m以上もの海底や深海から資源を採掘するには莫大な費用と新技術開発による技術革新が必要だ。これをどうするかは未解決だ。日本が資源大国だと名実ともに言えるようになるにはまだまだはるか、はるかな道のりが必要なようだ。
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