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2013/01/02(水)
シェールガス革命なるか!
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LNG(液化天然ガス)の値段が連鎖して下がっている。米国発の「シェールガス革命」が世界の天然ガス市場に影響を及ぼしているからだが日本国民の家計にいい影響をもたらしてくれるだろうか。米国は安い自前の天然ガス・シェールガスで自給率を向上させた。販路を失ったガス産出国はアジアに売り込みを図っている。欧州の需要減と豪州や東アフリカの新ガス田開発もあり、値下げのドミノ倒しが起きるか、と言われている。これを受け、東京ガスや中部電力及び大阪ガスはモザンビーク(東アフリカ)、東京電力は米国などからLNGを割安に購入する努力をはじめたのだ。原発事故後に需要が増えたLNGを安く調達できれば東電がまたまた値上げしようとしている電気代の抑制や貿易収支の改善にもつながる。世界の主な天然ガス市場は3つ。東アジア、北米、欧州・アフリカの3地域であるが価格決定方式が違う。米国のシェールガス増産で天然ガスの需要と供給の緩和が図られたのでこれまでの長期契約方式だけでなく割安な地域からの調達を図ろうという訳だ。4割安をめざすとしているが、せめて家計への供給価格が3割安になれば庶民の家計にとってはほんとうにありがたい。
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