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2013/01/11(金)
J・ハムレ氏の見解をどう見るか(3)
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米軍普天間基地について、自民・公明連合の安倍政権は安倍氏が恒例のアメリカ訪問をし、アメリカ合衆国のオバマ大統領に会うためにその手土産として「辺野古の海を埋め立てる申請を沖縄県に対し提出」してから出かけることにしたようだ。これは「断固として普天間基地の移設を普天間でやるぞ」との宣言をしたことになる。沖縄県民の心を逆なでしてオバマ大統領にへつらう日本の安倍総理大臣の卑屈な揉み手と笑顔がいやらしい。ところが、日本国民や隣国への態度は打って変わって尊大だ。周辺国には安倍総理誕生で「右傾化」を懸念する声が大きい。J・ハムレ氏は今回の衆院選について「今回の選挙は右傾化、左傾化を選ぶ選挙ではなかった。無意味な議論だ。選挙結果は民主党の政権運営への不満であり、拒絶だった。自民党の肯定ではない」と指摘する。この見解は半分は正しい。しかし、安倍政権が衆院で3分の2を上まわる勢力となったこと自身が問題なのだ。改憲GO!が好むと好まざるとに関わらず可能になったということなのだ。周辺国も、心ある日本国民もそれが恐ろしいと言っているのだ。ハムレ氏は右目でしか世界を見ていない。左目は眼帯をかけたまま見えないでいるのだ。
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