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2012/09/08(土)
牛肉の輸入規制を緩和!?
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民主党政権下の内閣府・食品安全委員会(プリオン専門委)がBSE(牛海綿状脳症)対策で規制していた輸入条件を緩和することで9月5日に合意した。米国など4カ国からの輸入規制を現行20か月以下の条件を30カ月以下に引き上げる。世界のBSE発生頭数は20年前の3万7千頭から昨年は29頭にまで減少した。これは4カ国が飼料の規制を強化し、発生防止に効果を上げているから30カ月以下なら大丈夫というもの。これを受け、東京株式市場では吉野家Hが一時前日比10%上昇。吉野家の並盛は380円。他社より百円高いが、吉野家は全量米産使用。8月上旬卸値はキロ800円〜850円(規制緩和の検討が始まったので商社が輸入を抑制したため前年同期比7割高に)だったものが緩和後は400円〜500円という半値予測を受けて反発高値を呼んだもの。「すき家」「松屋」は値下げを様子見だが、値下げ競争再燃の兆しもあるという。焼肉店やスーパーも売り上げが落ち込んでいるので歓迎している。だが、本当にもろ手を挙げて賛成でいいのか。心配はないのか、の懸念は残る。消費者団体の一部は「BSE発症のメカニズムが未解明。時期尚早」と主張しているし、飼料管理など米国の対策に不安を訴える人も多い。わたしもそのうちの一人だが、要は国民の命と安全に関わることなので万全を期してほしいと願うが、GO!となってしまった。果たしてその結果は・・・!?
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