|
2012/09/04(火)
真庭・バイオマス発電にえエールを!
|
|
|
真庭市で発電燃料に間伐材を利用する取り組みがすすめられている。推進母体は「真庭バイオマス発電事業推進協議会」で、真庭市、地元企業、森林組合などが官民共同で推進を図る。運営会社は11月発足予定。集成材メーカーの銘建工業、真庭木材協同組合、真庭森林組合などが参加を予定していると聞く。計画では出力1万kw、未利用材を主燃料とする発電所では国内最大級となる。運転開始は来年4月の予定。未利用材を使った買い取り価格は1kw時当たり33.6円で、製材端材(25.2円)や建築廃材(13.65円)を燃料とするよりも高い。年間発電量7万 9千2百Mw時は全量売却予定。山に放置されている間伐材などの未利用材を買い取り、発電燃料にすることで林業活性化につながると期待されている。この取り組みで林業の雇用や収入増、後継者不足の解消になればと期待が膨らむ一方、課題もある。その一つは、燃料となる木材の確保。所要量の見込みは未利用材年間8万トン+木くずなど4万トンに対し、真庭地域での未利用材の搬出可能量は約2万トンと仄聞。残り約10万トンをどう集めるか、はとても難しい問題だ。わたしは、官民お互いのもたれあいが起きなければよいが、と願っている。新しい試みにはリスクが伴う。しかし、是非とも成効させてほしいとこの取り組みにエールを送りたい。
|
|
|