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2012/09/25(火)
日本という国の経済の行方は・・・(3)
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それでは公的債務削減はどうすれば削減できるのだろう。オランダとスウェーデンは10年間で潜在成長率を1%以上押し上げ、財政危機を乗り切ったという。ではなにが要因だったのか。市場開放、労働市場の流動性向上、継続的財政改革を実施したからだという。IMF(国際通貨基金)は日本の財政再建策について純債務をピーク時のGDP比150%を2030年までに125%に削減するよう提言している。だから、オランダ、スウェーデンを教訓に日本も財政改革にとりくもう。だから、TPP参加、EPA・FTAの実行実施、労働力の輸入、消費税増税と併せて経済成長1%達成と物価を1%引き上げれば(インフレ政策)日本の債務比率は115%まで引き下げることが可能だ、というものだ。これが日本財界と財務省とそれに引きずられた民主党の成長戦略の内容である。この成長戦略に沿った来年度予算案が今ほぼ出来上がった。次回から少し具体的に見てみよう。第1は国内産業について。第2はアジア市場について。第3は雇用について。第4は金融について。第5は増税と景気回復について。
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