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2012/09/22(土)
大家族が増えている
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旭化成ホームズが今年8月に「2・5世帯住宅」を売り出した。1年間に400棟の受注をめざしているという。この背景にはなにがあるのだろう。近年、60歳以上のシニア層を含む親世代と子世帯が近くに住む家族が増えていた。わたしの家族とわたしの両親もそうだった。だが、最近では「同居」がグンと増えているという。三菱総合研究所が今年6月に実施した20〜69歳の3万人調査によると60歳代の43%が同居という驚くべき数字がでた。同居する子どもの年齢は23歳以上が96%だった。生活水準は「中の下」との回答が約4割で最多。総貧困化が進んでいると見ていい。子どもが成人しても経済面で親に依存する傾向が顕著に表れたと言える。同居する子どもの状況は「就職しているが家に金をいれていない」と「無職」が約半数。親は経済的に大変だろう。だが、もう一方の親の気持ちもよくわかる。「経済面でリスクはあるが将来の介護不安への保険金だ」と思っているのが深層心理だ。その時、息子や娘に面倒をみてもらいたいとの期待がある。かくいうわたしもその一員である。かつて経験したことがない若者に職が無い時代(海外への工場移転で国内産業空洞化)は未婚、無職の子どもたちとの同居という「新大家族」を生み出していると言えそうだ。2・5世帯住宅はこのような日本の国民の暮らしぶりの変化をとらえたものと推察される。だが、団塊の世代亡き後の日本の街や住宅はどのようになるのだろう?現在の岡山市は空き家が4万5千戸あると仄聞するが、なんと恐ろしいことか。目前に広がる廃墟の街が目に浮かびます。民主党・野田氏が党の代表に選ばれて語った言葉は「国民や子どもたちの笑顔が溢れる国づくりをしてまいる」。エッ!民主・野田はまたイケシャアシャアと嘘を吐く。
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