たばたけんじの日記 (田畑 賢司)
元 岡山市議会議員 田畑けんじ の日々思うこと…
ホームページ最新月全表示|携帯へURLを送る(i-modevodafoneEZweb

2012年9月
前の月 次の月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30            
最新の絵日記ダイジェスト
2023/12/25 胃を4分の3切除
2023/04/05 昨日「胃がん」だと告げられた!
2022/11/07 地獄飯
2022/10/23 もんもんとして
2022/10/05 紅葉

直接移動: 202312 4 月  202211 10 9 8 7 5 4 月  20217 6 5 4 3 2 月  202011 10 9 月  20194 3 2 1 月  201812 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  201712 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  201612 11 10 3 2 1 月  201512 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  201412 11 10 9 8 7 5 4 3 2 1 月  201312 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  201212 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  201112 11 10 9 8 7 6 5 4 3 1 月  201012 11 10 6 5 4 3 月  200912 11 10 8 7 6 4 月  200812 11 10 8 6 5 4 3 1 月  200712 11 10 9 7 6 5 4 3 1 月  200612 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 月  200512 11 月 

2012/09/12(水) 銀行の使命とは?
銀行の使命とはなんだろう?今月6日にわたしは「カネが金の卵に」とカネがカネを生む(つまりモノ造りではなくカネ貸しで稼ぐ)ビッグな会社の姿をご紹介しました。そして、本来の農業や中小企業や産業育成に助力しながら金融業の新しい使命を果たそうとする一部の銀行の取り組みの萌芽をお伝えしました。今日はその続き、銀行の現在の状況を見てみたいと思います。そもそも銀行は預金、貸し出し、資金決済などその業務は公的役割を担っています。破たんすれば経済が大混乱に陥ります。そこで、日本も、欧州も公的資金(国民の血税)投入で銀行の失敗を尻拭いしました。1990年代後半の金融危機の際政府が銀行を助けたのことをよくご存じだと思います。今回は福島第一原発事故でほんとうは破たんした東京電力を救済しました。今後もその援助を続けようとしています。わたしなどは地方の小さな金融機関を助けようと思い、信金に預金していましたが、小さな地方銀行はつぶれ、預金もパーになりました。が、しかし、ほんの小さな金融機関以外の銀行は救済されたのです。そこで、銀行は政府が助けてくれるという信用力を背景にして、竹中平蔵金融相の「金融再生プログラム」に対応し、各行は資本増強に走りました。みずほや三菱UFJ、三井住友の各フィナンシャルグループは総額8兆円の資本調達に成功しました。みずほFGは日本一の発行済み株式数を誇ります。しかし、メガバンクはじめ多くの銀行は国の救助を当てにして銀行本来の新しい使命を果たしていないようです。医療、介護、農業、環境などの新しい需要が生まれている分野を中心にその知識と情報能力を活かし、企業を助け、日本の産業を育成するというチャレンジをしてほしいものです。トヨタや東芝、大塚薬品などの大企業はじめ主要な会社が日本には生産拠点をもっていません。今や、日本の企業とは言い難い状況です。だからこそ、今、公的資金で生き延びさせてもらった銀行がその使命を果たすときではないでしょうか。助けてもらっておいて恩返しもしない企業をこの次助ける必要ないと思います。


 Copyright ©2003 FC2 Inc. All Rights Reserved.