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2012/08/22(水)
原発ゼロの意見が多いが・・・!?
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2030年の発電比率(総発電量に占める原発発電量の比率)を「ゼロ」にするか、「15%」か、それとも「20〜25%」にするか、で民主党・政府は意見聴取会(電力会社の関係者のやらせ発言に批判が寄せられた)や意見公募(パブリックコメント)及び討論型世論調査をおこなった。今月上旬に実施した討論型世論調査では原発ゼロ案が約半数の47%となった。討論前の電話調査では34%だったので13%も増えたとともに、15%案や20〜25%案を大きく上回る結果となった。パブリックコメントではゼロ案が90%であり、全国でおこなわれた意見聴取会でもゼロ案が多数でした。民主党政府は15%案に取りまとめ、将来の原発推進につなげたい財界の意向に沿う方向で専門家会議のメンバーも選出したと伝えられているが、これらの国民の意向を踏まえて原発ゼロ案を「エネルギー・環境戦略」に盛り込むのかどうかが注目される。表現を国民寄りにしながら結果をぼやかして15%案につなげてゆくのか、それとも国民の民意を反映してゼロ案でスッキリゆくのか、消費税増税で民意を無視した民主党の姿勢がまた問われることになろう。討論型世論調査は無作為に選ばれた約280人(電力会社関係者も排除されていない)が討論会に参加し、政府が示した3案を10段階で評価。3回目の意見集約結果ではゼロ案支持が47%、15%案が16%、20〜25%案が13%というものでゼロ案が他案を大きく上回り、国民の意思が原発ゼロであることを示しています。さて?
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