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2012/07/20(金)
ICIJ調査によれば(1)
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ICIJ(米国・国際調査報道ジャーナリスト連合)が世界11カ国で8ヶ月間「死体の組織の不正入手」について取材した闇取引の実態が朝日新聞に報道された。最近、朝日新聞が電力料金の仕組みや不正のキャンペーン(キャンペーンだけの所為でもないが効果があったことは確か)で東電の値上げが8%台に引き下げられたり、「プロメテウスの罠」で福島第一原発の問題を追及したりしている同社の懸命の努力に拍手を送りたい。さて、問題の取材記事であるが、死体から皮膚や骨、腱などの組織を集め、歯科インプラントや美容形成、スポーツ医療用製品の原材料として死体の組織が旺盛に国際的に取引され、高まる需要の中で死体の不正な入手が横行しているという事実と法的不整備及び感染症被害の危険性について指摘している。人体組織の売買は禁じられているが、人体組織の取引を監視する法律はない。本来の形は遺族の同意に基づく「献体」などにより遺体の組織が提供され、非営利団体の組織バンクを通じて医療現場に届くのであるが・・・。
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