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2012/07/07(土)
失われた信頼はとりもどせるか
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今朝まで降り続いた豪雨で西大寺砂川周辺では大規模な避難勧告がだされるなど大変な事態を生みだした。雷鳴轟く深夜から未明にかけて耳をふさいでどうなるだろうかと不安な夜を過ごされた方も多いかと思う。不安を増幅させているのは異常気象による災害の多発ばかりでもない。東京電力福島第一原発事故の原因に係る政治への信頼失墜も大きい。電力会社を規制・監督する官庁であるはずの経済産業省、原子力保安院などは電力会社と癒着し、天下り、電力会社の言いなりになっていた事実。今度新しく規制庁をつくるというが、これも国民の目を盗んでなれ合っていくのだろうと国民の多くは感じている。要は「長いものには巻かれろ」「甘い蜜には虫が集まる」というモラルの欠如を問わねばなるまい。原子力規制庁の新設で国民の信頼が取り戻せるとはわたしには思えない。東電は全面撤退だと言ったのか?についても東電は録画などの資料を公開していない。そして野田・民主党は 事故の解明もその対策も示さないまま「大飯原発再稼働」を決めた。原子炉廃炉40年も言っただけ。嘘に嘘を重ねる自・公・民政治を誰が信頼するのだろう。次の総選挙の結果は国民の判断力が問われることになるだろう。広島・長崎で原子爆弾の惨禍を経験した日本という国の「ノーモア広島、ノーモア長崎」という言葉の軽さがわたしに重くのしかかる。
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