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2012/07/22(日)
ICIJの調査によれば(3)
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てんかん発作のために息子を35歳で亡くした母親はウクライナ警察に遺体から取り除かれた箇所のリストを見せられた。肋骨2本、アキレス腱2本、左右の肘と鼓膜、歯2本・・・・・。母親は気味が悪くなり最後まで読めなかったという。2月24日、ウクライナ警察が地方法医学局からこの男性らの人体組織がクーラーボックスに詰め込まれ白いミニバンで運び出そうとしているところを押収した。荷札にはアメリカで昨年1億6900万ドル( 約135億2千万円)を売り上げ、株式上場もしている医療企業のドイツ工場と記されていた。母親はわずかな組織提供をするとしか聞かされていなかったらしい。ウクライナ警察は2008年にも別の法医学施設から月に1千を超える人体組織が違法に取り去られ、第三者経由でこの工場に運ばれたとして刑事事件化したところ・・・。主犯格のウクライナ人医師が判決前に死亡したことにより、真相は闇の中に消えた。
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