|
2012/06/04(月)
切なきや蛍が藪にふうわりと
|
|
|
田植えの季節になると雨蛙がケッケッケッとよく鳴く。また、田植えの季節は蛍の季節でもある。蛍が川の草むらから藪に向けてふうわりふうわりと駆けあがってゆくのはとても切ない想いにとらわれる情景だ。蛍のように情感がなく切ないのは政治かも知れない。生活保護申請窓口である自治体の窓口に警察官OBを配置する動きが広がっているという。厚労省は今年3月、全国の自治体の生活保護担当課長を集めた会議で「不正受給、暴力団対策で期待大」と警官OB配置の効果を強調した。警官OBの給料は国の補助金で賄われるという。2010年度は31都道府県の74自治体で116人が採用されたという。国内のいたる所に張り巡らされたビデオカメラ、警察官・自衛官の相対的増加、国民総背番号制導入の取り組みなど民主党は国民の財布の中の1円まで知ろうとし、どんな些細な動きも監視する超監視社会をつくろうとしているようだ。その一方でわたしは監視していないよ、とでも言いたげに「個人情報保護」を喧伝し、災害時の高齢者の地域での情報共有など必要な情報を隠している。消費税増税で自民党と手を組もうとする民主党も命運尽きたかと思われる。
|
|
|