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2012/06/23(土)
同根異樹の虚々実々
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民主・自民・公明3党が社会保障棚上げ、消費税増税のみ法案提出で合意した。他の政党に対しては議論抜きのガス抜き作戦のようだ。つまり、「おまえたちは少数政党だから話し合いに加わる必要はない」ということだ。ならば、民主主義の民主・自由民主の民主・公明を政党の名に冠するのは止めていただきたい。言葉が汚れるではないか。この3党合意に異を唱えたのが民主党内の小沢派である。民主党のマニュフェストにない増税には反対という。彼とは他の問題では意見を異にするが、この件では意見が一致する。民主党のマニュフェストはズタズタである。主要項目すべてが実行されていない。マニュフェストを投げ捨て、自・公政治を批判して国民に選んでいただいた政党が自・公いいなりでは選挙で選んでいただいた意味がない。国会にでたら勝手気ままに自分の思い通りにやればいいという選択を国民は許可したのだろうか。違うはずである。有限許可のはずである。思い違いもはなはだしいと言わざるをえない。だが、同根異樹の虚虚実実の駆け引きをうんざり顔で今しばらく見なければなるまい。
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