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2012/06/11(月)
紫陽花やややうす濁る空の下
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アフリカのケニアの首都のナイロビから北に500km余の地にトゥルカナ湖がある。琵琶湖の10倍近くの広さがあるというから驚きです。約6500平方キロメートルの広さを誇るトゥルカナ湖はもちろん世界最大です。湖畔のシビロイ国立公園は世界遺産に指定されています。像やライオンや牛やワニがいます。住民は牧畜や漁で暮らしています。湖水は住民や動物たちの貴重な生きるための水です。湖水の90%は隣国エチオピアのオモ川からの水です。今、エチオピアは、このオモ川をせき止め、アフリカ最大の水力発電をするためのダムの建設を進めています。ギべVと名付けられています。発電力は約1800万kw。エチオピアは周辺国にも電力を売る計画です。エチオピアはまたオモ川流域でサトウキビや綿花のプランテーションも計画しています。この建設は2006年から進められています。しかし、湖周辺の住民にはなにも知らされていません。尋ねても「ダムってなに?」の反応しか帰ってこないというのです。(続く)
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