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2012/05/08(火)
花落ちて輝きを増す椿かな
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花をすっかり落としてしまった椿が葉の輝きを増し、ますますきれいになってきた。人もこのようにありたいものだとつくづく思う。だが、なかなか思うようにはいかないものだ。経済も、政治も思うようにいかない分野のうちの一つだと思われる。連休明け7日の株式市場はフランス大統領選(現職のサルコジ氏が敗れ、緊縮策を見直すという社会党のオランド氏が当選)やギリシャ(緊縮策を進める与党が過半数割れに)総選挙の結果を受け、全面安となった。世界経済はこれで混沌とする様相を呈してきた。ギリシャ経済不安の再燃焼でスペインやフランス経済もさらにガタツキを増すことになるだろう。同国らの国債に不安感が増せば円高が止まらなくなる。また日本企業の海外進出が増え、国内産業はさらに空洞化することになる。日本の国債は大丈夫か!?いずれおかしくなりそうだ。だから、消費税増税をという民主党・野田首相政権の短絡的発想は米と日本巨大企業の発想に他ならないのでこれもすぐ破たんするだろう。今、必要なことは大多数の日本国民の暮らしを安定させること。これに尽きると思われる。 美しく見える花をすっかり落として本当の樹木の輝きをとりもどしたいものだ。
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