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2012/05/02(水)
たかりはやくざだけじゃない
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「たかり」は暴力団のお家芸ではないらしい。理由が無いのに理屈(因縁)をつけて金品を無理やりださせる「たかり」に協力するなと警察始め各都道府県、市町村がキャンペーンをはっているのだが、警察を設置、管理している都道府県も含め、地方自治体が電力会社に「たかり」をしていたとは驚きだ。泥棒と警察を同じ人がしているとか、二束の草鞋を履いているとかいうが、まさにこれを地で行く行為だ。しかも、このつけが市民の支払う電力料金にうわのせされていたというから尚更腹が立つではないか。原子力発電所がある、あるいは影響を与える関係自治体に電力会社は事業を円滑に進めるための「潤滑油」として使われたということだが、静岡県は中部電力浜岡原発1、2号機廃止で国の交付金が減ったから穴埋めせよと09〜11年度で16億3千万円を支出させたという。最高額は柏崎刈羽原発のある新潟県柏崎市に「柏崎・夢の森公園」で施設費約32億円、維持費約約18億円に、土地取得費約10億円弱の計約60億円。中国電力は広島市に新球場建設事業に2億円など今判明しているだけでも各自治体に287億円の寄付がされているようだ。住民の命を金で売るような「自治体の売血行為」が今回の福島原発事故を招いたとも言える。この構図、体質を何とかしなければ・・・。
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