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2012/05/01(火)
夏くれば麦わら帽の少女を想う
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ボリジの花が満開です。ミツバチがたくさん遊びに来ています。ボリジは地中海沿岸地方原産の30〜50cmの高さの1年草です。茎や葉は硬い毛でおおわれていてざらつきがあります。星の花をつけています。咲き始めは桃色、しばらくすると空色に変わります。今、色がまじりあってとてもきれいです。葉の成分をアラントインといい、悲しみを払う薬として、優うつ病、心気症、腺病質の治療に使われたといいます。その歴史は古く、ローマ皇帝ネロの軍医でディオスコリデスが著した古典的名著と言われている「マテリア・メディカ(薬物誌)」にも記されているといいます。現在でも、粘滑、解熱、利尿薬として使用されているといいます。料理には花茎のでる前の柔らかい葉を用い、キューリの香りがするといい、サラダなどに利用されています。この花を見ながら今年の夏の暑さを感じていると子どもの頃の想い出がいくつもよみがえってきます。ひまわりにも胸が切なくなる想い出がありますが、ひまわりより早いボリジもなかなかいいものです。
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