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2012/04/07(土)
山桜花のつぼみの花となる・・・
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山桜花のつぼみの花となる間(あい)のいのちの恋もせしかな 若山牧水の歌である。山桜をこよなく愛した牧水らしい歌であるが、極寒の冬を耐えた桜が開花する努力の人たちを愛でる歌でもあると感じられる。ロンドンオリンピックを控え、オリンピック出場をかけた競技が次々と開かれている。100mと200mの平泳ぎで出場を決めた北島選手をはじめ、喜びの笑顔を見せる選手の目の奥には人には言えない苦労があっただろう。寺川選手は前回でられず今回8年ぶりとのこと。さぞくやしかったに違いない。唇をかみしめながら猛練習をされたことだろう。女子サッカーもブラジルを下した。快挙である。プロ野球では広島の前田健太投手が横浜スタジアムで対DeNA戦でノーヒットノーランを達成した。右投手では2002年の中日、川上憲伸投手が記録して以来のようだ。プロ6年目、背番号18の金字塔に拍手を送りたい。今年開花させられなかった人も来る年を目指し、辛い練習の間の恋もしてほしいと願う。若者よ。時代は君たちのものだ。
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