たばたけんじの日記 (田畑 賢司)
元 岡山市議会議員 田畑けんじ の日々思うこと…
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2012/03/21(水) 朱蕾みの椿を活けて帰り待つ
濃い朱と薄い朱と白の3本の椿が花芽を吹くらませている。お彼岸で両親が帰ってくるのを椿花を活けて待つことにした。昨日は墓参も済ませた。父は複雑な家庭環境に育ったために出身地を二つもっていた。長崎・五島と島根・隠岐の島だ。母が妹尾であった縁で岡山に骨を埋めることとなった。わたしはあまり親孝行な息子ではなかった。お許しをいただきたいという気持ちも込めて椿花を活けたのだったが、気持ちが通じたかどうか、はわからない。気持ちではなく、言葉が通じたかどうかわからないのが、高谷岡山市長の発言だろう。佐古副市長の後任を置かず副市長一人にするのは年1900万円の経費削減のためだという。県も副知事一人だから岡山市もやれると。それならばなぜ、上手くいかないときは二人も検討するというのだろう。自分の下では働きたくないとみんなが思っているのだと考えたことはないのだろうか。それとも働きかけたが誰も成り手がいなくて、いない理由を経費削減とすり替えたのだろうか。それとも市生え抜きの副市長がいなくても市の運営がやれるほど議員は物わかりがよすぎる(市民生活を考えない)のだろうか。いずれにしても変な話だ。

2012/03/20(火) 水とりや済めど今なお寒き日ぞ
奈良の水とりが済むと温かくなると言われていましたが、今年は寒い日がとても多いようです。しかし、西大寺観音院の裸祭りが終わると備前平野に春がくると言われてきたように春はしっかりとその足音を大きくし、近づいて来ています。春を告げる魚として旬を迎えているものの一つにさよりがあります。ほっそりとしたしなやかな体で細長い下顎を突き出しています。体色は銀色で泳ぐ姿はとてもきれいです。針魚とも呼ばれます。いただくのは刺身が第一。次が天ぷらかフライですね。味はあっさりしていますから酒の肴に絶品です。旭川の東岸の石囲いの中などでは群れてきます。アミを餌に糸を垂れると面白いように釣れたものですが、釣って帰ってからが大変でした。母親が「けんじ!おまえが釣ってきたんだからおまえが料理しなさい。食べてあげるから」
と言い放つ。「母さん、してよ!」とわたし。押し問答の末、いつもポケットに入れていたナイフで刺身に。すると、「ちゃんと
ナイフ洗ったか」と母。「でえじょうぶじゃ。いつもきれえにしとる」とわたし。こんなやりとりが思い出される春先です。

2012/03/19(月) 首折れるほど仰向いて空を見る
最近は仰向いて空を見ることが多くなった。空を見たからといってなにかが変わるわけではない。だが、見ずにはおれない心境がある。例えば、福島県内にとどまっている小学5年生、中学2年生への共同通信アンケートでわかったことは放射線についての認識が不足していることだった。放射線を気にしながら生活しているかどうかについて、「気にしていない」32%、「自分は気にしていないが家族が気にしている」30%、「事故前から気にしている」1%、「事故後気にしている」32%であった。この子たちは将来ガン発生のリスクを背負うことになる。正しい知識と認識をもって対処しなければならないはずであるにもかかわらず
この状況である。東京電力福島原発事故にかかる責任者は誰もいない(なぜ責任者を民主党・政府ははっきりさせないのか)し、とらないのだから、とりあえず、みずからの生命はみずからが守る方策を考えなければならない。そう思うと、空を見上げる心境になる。

2012/03/18(日) 春の黄や水仙の香のふくいくと
空を見上げると今にも泣き出しそうな銀鼠。目を下に移すと春ひと色に変わり始めている。花壇の黄水仙や沈丁花の咲き初めた花からふくいくと良い香りがしてくる。枝川緑道の辛夷の花芽は銀色にいつ咲こうか、いつ咲こうかと開花時期を待ちあぐねています。柳はほんとうに小さな、小さな緑色の芽をつけています。1週間もすればあの美しい柳のかんざしが見られるでしょう。桜の花芽ももう良いだろうと期待に胸を膨らませている。厳しい冬を耐えてきたのだ、もういいだろうと花を咲かせるのを待ちかねているように思えます。仏教では「順境は慈悲、逆境は智慧」といい、ものごとがうまく進んでいるときは今までがんばってきた結果だから、一息いれていいよ、悩みや失敗や不安がある時はまっすぐに向き合う智慧の時だからがんばんなさいよ、と教えているそうです。こうして良い時と悪い時とが巡ることで人は成長して行くのだよ、と諭しているそうですが、なるほどと肯けます。逆境は智慧のチャンス。これからは自然の春の恵みを楽しませていただきながら、智慧をつけるためにがんばる時なのだと自分を励まそう、と思います。

2012/03/17(土) 若鮎の銀を散らして上りけり
春の雨が昨夜来降り続けています。露地物野菜には慈雨となるでしょう。白菜、キャベツ、チンゲンサイ、玉ねぎ、早生のエンドウやアラスカなど幼苗がこの雨でグンと育つことでしょう。アユも稚アユから若鮎となり、この時期川を遡上してゆきます。美しい遡上光景は今でもわたしの目に焼き付いています。わたしの子どもの頃は戦後のなにもない頃でしたので、農薬も使用料が少なかったこともあり、川も、田んぼも生き物がいっぱいいました。フナ、モロコ、ハヤ、ドジョウ、ナマズ、ギギ、台湾ドジョウ、うなぎ、カレイ、ママカリ、ハゼ、コイ、エビ、チンダイ貝、カラス貝、まくら貝などなど春夏秋冬遊べたものでした。雨の日はうらめしく空を見上げていたものでした。こんな自然を子どもたちから奪ってしまった日本。もう一度取り戻す必要があると感じています。もちろん、原爆を経験した日本が放射能を撒き散らすなどもってのほかではないでしょうか。

2012/03/16(金) 壊年金受験を終えて半世紀
大学受験という試練を受けてから早や半世紀となる。その後も4年ごとに受験ではないが、それと似た信任を問う選挙という試練を受けてきた。だが、受験を終えて半世紀後の日本の年金は壊れていた。議員年金は掛けた金額の8割しか返金されなかった。まさに掛け損。日本政府の詐欺にかかったようだ。3月〜4月という月はこのような思いの深まる季節である。枝川緑道の梅の木が2本花をつけた。梅はバラ科の落葉低木で、桜とともに日本人の心の中にあった。花はいろいろ、百花あれども、梅の気品と香気の高さにはかなわない。万葉の時代は花といえば梅であった。梅干しは日本独自の食文化である。鼻を寄せると緑道の梅がほのと香った。うん、よしとしよう。
  たくあんの波利と音して梅ひらく   加藤楸邨
  勇気こそ地の塩なれや梅真白     中村草田男

2012/03/15(木) 寒風や春田にわたしただ一人
まだ風は寒いが、山はなんとなく笑いかけていて、山の口元に笑みが浮かんでいる気がする。春田も春がすぐ隣りという気がするのに、人気はなく、淋しい気がしてならない。「飛鳥美人」もそんな気持ちの部類に入るかも知れない。奈良県明日香村・高松塚古墳(7c末〜8c初)で極彩色壁画が見つかって21日で40年。この壁画は、文化庁の管理不備もあり、カビなどで劣化し、その美しさを失った。修復作業がどうにもならなくて壁画を解体したのは2007年。湿度が100%で古墳内では修復不能と判断したためだが、現在は室温21度、湿度55%の部屋で日本画の修理の専門家がカビ除去の作業をおこなっているという。外科手術用の顕微鏡で数ミリ四方をのぞき、東京文化財研究所の独自開発になるフノリを染み込ませた2ミリ角のスポンジをカビに押し当て除去していくという気の遠くなるような作業だ。一日25平方cmがやっとという。これまでの作業は余白部分のみで「飛鳥美人などの絵の描かれた部分」はこれから有識者の検討会で手法を話し合うという。かなり改善されたと文化庁担当者は胸を張っているとはいうものの、春が来たとはいえまだなお寒き感ありと思った次第です。

2012/03/14(水) 中海を観に行きたしよシジミ舟
今朝は3月としては一番冷え込んだそうだ。霜が降り、手足がかじかんだのはいうまでもない。その寒さの中、自転車で、体協の連絡に走った。そして、思った。そろそろ春の季語であるシジミ漁を見に行きたいと。そう思いながら、家に帰って、新聞を広げると、「米兵銃乱射事件」の記事が目に飛び込んできた。アフガニスタンに駐留する米軍兵士が民家に押し入って銃を乱射し、女性や子供を含む16人が死亡したという。先月、米兵がイスラム教の聖典コーランを燃やしたとして全土で抗議デモがおこなわれたばかり。また、アフガン人の警官や兵士が米軍将校らを報復射殺する事件も相次いでいた。タリバンの問題も抱えるアフガン情勢が緊迫してきたことは否めない。と同時に、思いは、わたしたちの国、沖縄に向く。わが国の基地もアフガンと同じ根っこを持っている。憲法9条を御旗に自分の国は自分で守るとの原則に帰るべきだと思う。日本からアメリカの基地を早く撤去してもらいたいものだ。

2012/03/13(火) 手ぬぐいを洗うてうれしや水温む
今朝も**のことでお叱りをいただいた。じっと耐えているが、これもいたしかたのないことかもしれないと思っている。今朝も寒い朝ですが後2,3日もすれば水も温むであろうと耐えています。さて、今日は3・13重税反対統一行動の日ですが、太陽の光が差し込む穏やかな日中となりそうなので良かった!と感じています。40年前から始められた岡山での統一行動ですが、最初は商売人がデモをすることなど考えられませんでした。そこで、自動車パレードからやることにしましたが、参加していただく苦労は大変な労力を必要としました。デモの後の集団申告も形ができるまでは役員ともども事務局もほんとうに苦労しました。今では当たり前と思えることも最初は大変。すべてのことに共通しているかとは思いますが。

2012/03/12(月) 彼岸前風雪流る異変あり
今日は風強く。寒い。隣家のNさんが「お彼岸がくるというのに
どうしてこんなに寒いのでしょう」とわたしに尋ねられる。わたしにお天気のことを尋ねられてても困るのだが、お天気屋のわたしのことだから「寒の戻りでしょうね。わたしの勘ですが」とお答えすると、まじめに受け答えされ「なるほど、そうでっしょうなあ。ほんまに寒いことで」と言われてお家にはいられた。その後、しばし、前よりも凍りついた強風が吹いたのはいうもでもありません。天気予報では今日午後は雨、夕方から雪でしたが、最近の天気予報は当たらないことがとても多い。今日も、ひとひらの雪と一時ぱらりと雨であり、後は曇ったり、晴れたりの繰り返しでした。予報が当たらなくてもよいことも遠い昔はあったようです。気象台が出来て間もないころの熊本の気象台の栗山さん?
だったっけ、「栗山さん、栗山さん、栗山さん」と三回唱えると
食当たりしなかったそうです。新しいことにはいろんな誤解や考えられないような行動が庶民にはあるのですが、甲状腺被爆によるガンのようなものに政府のお偉いさんが栗山さんを三回唱えるような愚は止めていただきたいものですな。

3月絵日記の続き


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