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2012/03/10(土)
久方に訪ねこし子よ鳥帰る
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春になると北からやってきた鳥が帰っていきます。孫も来たと思ったらもう帰るの!との嘆きの声を聞きます。昨日もそうでしたが、わたし自身は未経験の分野ですが、なんとなくわかるような気がします。なんとなくでも、わからないのが、福島原発事故にかかる原子力災害対策本部や政府・東電統合対策室の会議記録がないことだ。1年経って、国民の批判が大きいからという理由でしぶしぶ個人のメモなどを断片的に拾い集めて「概要作成」にとりくんでいるということだが(わたしは朝日新聞のプロメテウスの罠という事故直後の連載記事が概要を作成、公表せざるを得なくなった一つの大きな原因と考えるが)、3月11日夜の首相官邸での第1回会議でメルトダウンの可能性が指摘されたという。 そうであるならば、枝野官房長官(当時・現在は原発管理の担当である経済産業大臣)のメルトダウン否定などのプレスは嘘になる。2ヶ月間も嘘をつきとおしたことになる。それでも原発担当大臣?に居座っている。東電も11月までの8ヶ月間もマスコミシャットアウト。これでも罪に問われない!不思議な日本だ。これからどんどん増えてゆくガン患者にどう詫びるのか。これだけの被害を受けた方たちにどう詫びるのか、さえ不明確なままでいいのか、と思わざるをえない。
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