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2012/02/08(水)
ふと見ればたくましきかな枇杷の花
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枇杷の花は褐色の毛むくじゃらでなかなかたくましい。地味でめだたない花だが寒風の中をひっそり咲いているところに風情がある。また甘い香りで蜂や虻を引きよせて次世代への営みをおこなっているのも留意すべきことだろう。今日の今一つの留意すべき点は米ハーバード大教授のアマルティア・セン教授の発言かも知れない。「最も技術の進んだ日本で起きた原発事故の被害は世界が原発の脅威にさらされていることを知るべきだ。人間の安全を保たねばならない。太陽光、風力などの自然エネルギーへの転換が必要だ」。わたしも同感です。ましてや日本がが原発技術を他国へ売るなどもってのほかです。同教授は1998年にノーベル経済学賞を受賞されたとのこと。インド出身で厚生経済学が専門。その研究が授賞対象だったとのことですが、厚生経済学とは経済の分配、公正と貧困を経済学的に研究する学問分野だとのこと。この年になるまでこのような分野の経済学があるとは知らなかったわたしの浅学を恥じ入るばかりです。
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