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2012/02/21(火)
まだ咲かぬ今年の梅は雪が花
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オランダの画家、ヨハネス・フェルメール(1632〜75)の「真珠の耳飾りの少女」を観ると引きこまれてゆくのはなぜだろうといつも思う。なにか言いたげにぼくを見る少女の口元と目に引きつけられる。これからなにかを話しかけようとしているようだが、400年の時を経てなにを伝えようとしているのだろう?その目は恋人を見つめているのだろうか?愛を伝えようとしているのだろうか?一瞬が時空を超えて永遠のものとなる芸術の神髄を教えてくれているようだ。絵を描くことにまともに向き合ったことのない、そうした心持で絵筆を持ったことのないぼくには作者の気持ちはわからないが、美しい少女がぼくを見つめていることは伝わってくる。
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