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2012/11/13(火)
太陽光発電のトラブル増加
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心配していたことが現実のものとなって表れてきた。太陽光発電装置を自宅に設置する人が増えてきたことは原子力発電に頼らないためにも再生可能(自然)エネルギーを普及させたいと思うわたしにとってはうれしいことです。’10年比でみて’11年に設置した人が約1.5倍の4千件にのぼります。太陽光発電を設置した人が百万人を超えたのです。今年度、’12年はもっと増えるでしょう。ところが、その太陽光発電装置設置増加に併せて「工事ミスで雨漏りした」とか「期待したほど発電しない」などの苦情も多く寄せられるようになりました。雨漏りを防ぐにはネジ穴にシーリング剤を塗って防水処理をしなければならないのに処理されていなかったり、期待した発電量の8割しか発電しないとかいうものです。また、東日本大震災後のリフォーム関係の悪徳商法も増えているといいます。対策をどうすればいいか。悩ましいところですが、第1は、複数の業者から見積もりをとり、発電量や売電収入のシミュレーションをきっちりとする必要があると思われます。場合によっては、NPO法人太陽光発電所ネットワーク(東京)の力を借りて同地域の発電量比較をすることも必要かもしれません。第2に、工事ミスがあった時に補償される保険に加入しているかどうかの確認が必要と思われます。現在の施工IDはメーカーの独自研修制となっているため、マニュアルにも差があるため、保険加入が望ましいと思われます。パネルそのものの性能にも違いがあるためブームに乗ってやるのではなく、よく考えて設置してほしいものだと願っています。
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