たばたけんじの日記 (田畑 賢司)
元 岡山市議会議員 田畑けんじ の日々思うこと…
ホームページ最新月全表示|携帯へURLを送る(i-modevodafoneEZweb

2012年11月
前の月 次の月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30  
最新の絵日記ダイジェスト
2023/12/25 胃を4分の3切除
2023/04/05 昨日「胃がん」だと告げられた!
2022/11/07 地獄飯
2022/10/23 もんもんとして
2022/10/05 紅葉

直接移動: 202312 4 月  202211 10 9 8 7 5 4 月  20217 6 5 4 3 2 月  202011 10 9 月  20194 3 2 1 月  201812 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  201712 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  201612 11 10 3 2 1 月  201512 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  201412 11 10 9 8 7 5 4 3 2 1 月  201312 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  201212 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  201112 11 10 9 8 7 6 5 4 3 1 月  201012 11 10 6 5 4 3 月  200912 11 10 8 7 6 4 月  200812 11 10 8 6 5 4 3 1 月  200712 11 10 9 7 6 5 4 3 1 月  200612 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 月  200512 11 月 

2012/11/13(火) 太陽光発電のトラブル増加
心配していたことが現実のものとなって表れてきた。太陽光発電装置を自宅に設置する人が増えてきたことは原子力発電に頼らないためにも再生可能(自然)エネルギーを普及させたいと思うわたしにとってはうれしいことです。’10年比でみて’11年に設置した人が約1.5倍の4千件にのぼります。太陽光発電を設置した人が百万人を超えたのです。今年度、’12年はもっと増えるでしょう。ところが、その太陽光発電装置設置増加に併せて「工事ミスで雨漏りした」とか「期待したほど発電しない」などの苦情も多く寄せられるようになりました。雨漏りを防ぐにはネジ穴にシーリング剤を塗って防水処理をしなければならないのに処理されていなかったり、期待した発電量の8割しか発電しないとかいうものです。また、東日本大震災後のリフォーム関係の悪徳商法も増えているといいます。対策をどうすればいいか。悩ましいところですが、第1は、複数の業者から見積もりをとり、発電量や売電収入のシミュレーションをきっちりとする必要があると思われます。場合によっては、NPO法人太陽光発電所ネットワーク(東京)の力を借りて同地域の発電量比較をすることも必要かもしれません。第2に、工事ミスがあった時に補償される保険に加入しているかどうかの確認が必要と思われます。現在の施工IDはメーカーの独自研修制となっているため、マニュアルにも差があるため、保険加入が望ましいと思われます。パネルそのものの性能にも違いがあるためブームに乗ってやるのではなく、よく考えて設置してほしいものだと願っています。

2012/11/12(月) 自然エネルギー変動対応に水素
自然(再生可能)エネルギーの弱点は変動性。風力は風が弱ければ発電しない。太陽光は雨の日とか夜とかは発電しない。小水力は渇水期は動かない。地熱は投資額が高くつくし、場所が限られる。洋上風車及び潮力は送電線の設備がない。いろいろ課題は多いが、自然エネルギーによる発電量が多すぎて需要を上まわる時や電力網の許容を超えた時などにはストックできないこと及び電力網に大量の電力が流れ込むと周波数が不安定になるなどの電気の質に影響がでるなどが問題でなる。再生可能エネルギーによる発電阻害要因の大きな一つが送電網を旧電力会社が握っていることだが、それはここでは論じない。自然エネルギーによる発電の変動対応策として蓄電池の開発、改善が求められているのだが、風力発電のメーカーであるウインプロ社も安価な蓄電池を開発したなど各社が開発に力を入れている。そんな中、東芝が水素を蓄電池の代わりに使うシステムを開発し、実験中と聞いた。なんでも今月から英国で3年間実験するという。英国の通信会社KWワールドワイド社など10社と共同で開発し、2016年からの実用化をめざすという。現在の蓄電池では大量の発電量に対応するにはコストが高くつきすぎるのでこの水素への変換方式によれば安くできるというのだ。仕組みは、蓄電池で電力需給の平準化をし、それでも余った電力で水を分解して水素を貯蔵、この水素を燃料電池車や水素エンジンなどに供給するというもの。水素に係るさまざまな課題もあると思われるが、そうした課題を解決し、その成功を期待したい。

2012/11/11(日) 住宅ローン減税拡充の効果は?
昨日、消費が冷え込む中で住宅関連業界は消費増税前の駆け込み需要の期待が高まっていると記したが、国土交通省が示した消費増税に伴う住宅購入の支援案は2014年からこれまでの支援法を5年間延長し、最高の減税額を10年間で500万円に引き上げ、登録免許税などを非課税とするというものだが、果たして消費増税による住宅の需要減を食い止めることができるのであろうか。民主党・野田政権の狙いは消費税の負担が重い住宅の駆け込み需要と反動減を抑制しようというもの。仮に、建屋2000万円の住宅を購入した場合消費税が8%になる’14年4月からは+60万円の増税、’15年10月からは+100万円の増税となる。一方、住宅ローン減税10年間で500万円は中所得者以上の金持ち減税にほかならないとの批判が強い。富める者はますます富を増し、貧しき者はますます貧しく、マイホームをあきらめねばならぬ事態となることが予測できる。住宅ローンの減税額は’11年度で7600億円の税収減だが、これよりももっと税収減が金持ちのために手厚くされる。しかし、関連産業の裾野が広い住宅産業はなんとか落ち込みを食い止めたいとの思いはわかる。だが、しかし、これまでぎりぎりセーフで住宅ロ−ンが組めた人たちは100万円の消費税負担に加えてその借入に係る利子負担でローンが組めなくなるのだから、幾ら日銀が金融緩和をしたとしても銀行は金を貸さないだろう。わたしは駆け込み需要は思ったほどではなく、消費税増税後の住宅産業の落ち込みは以前よりは激しいと見るが、どのようになるかは結果を待ちたい。民主党・野田政権の思惑どおりとなるか、それともわたしの予想が正しいか。

2012/11/10(土) 確実に消費は落ち込んでいる
日経消費動向10月調査によると最近3カ月の流通・サービス業の売り上げが落ち込んでいるという結果がでた。7月に比べるとマイナス32%。下落幅は消費税率が5%に引き上げられた1997年7月に次ぐという。スーパー、百貨店などの物販売り上げはマイナス29%。コンビニ、ミニスーパーも大幅悪化。セブンイレブンJは既存店の売り上げは伸ばしたが傘下のサークルkサンクス、スリーエフは売り上げを大きく減少させた。理・美容もゲームセンターも売り上げ減で家計や遊びの支出抑制傾向がうかがえる。それにひきかえ消費税増税前の駆け込み需要の期待が大きいのは住宅関連業界だが、住宅メーカー販売店は「消費税増税が現実味を帯びてから展示場への来客者が増えた」という。また、レジャー需要の増加は旅行・運輸業界をプラスへと押し上げた。特に海外旅行予約は14%増という。これは団塊の世代が大量に定年を迎えていることが影響しているのかもしれない。住宅関連の駆け込み需要がどの程度となるかまだわからないが、いずれにしても消費税増税後の落ち込みはひどい状況となることは予想される。2014年及び2015年の2段階値上げ後の景気の冷え込みは大変であろう。今から準備をしておかなければ家計は破たんする。物価は横ばい又は微減だとしても、小麦粉の卸価格を政府は引き上げ、税と公共料金はどんどん引き上げられていくから家計は目に見えて冷えてゆくことに。ご用心、ご用心。どうしようもないとあきらめずに前を見つめて一歩ずつでも前進を!

2012/11/09(金) 新米豊作、しかし値上がり?
今年産米の作況指数は102と豊作の見通しにもかかわらず2年連続のコメ価格上昇。昨年は東日本大震災の影響があった。今年はなぜ?コメ価格上昇とデフレのミスマッチ?消費者は安いコメを求めている。外食・弁当産業界も安いコメの奪い合い。その結果、9月の輸入米入札は3.6倍に。一方ではパンがコメ支出額を上まわった家計支出。ところが、生産者である農家は少しでも価格の高いものをとブランド志向。同時に、農家は手元にコメを残し、インターネットなどを通じて自分で直接販売する人も増えた。そこで農協も直接販売をし、農家の所得向上に努力。するとコメの集荷が減少した全農(全国農業協同組合連合会)は大慌てした。全農の昨年の集荷量は前年比1割減の267万トンと過去最低。強い危機感を感じた全農はコメ集荷のために支払う概算前払い金を軒並み1〜2割増しに。そのため卸価格が値上がりし、外食・弁当業界チェーン店が悲鳴をあげたという次第。今、一つの要因は10年度導入の戸別所得補償制度。減反に参加する農家だけが補助金を受け取ることができるため、減反が増加し、作付が減った。過剰作付面積は約半分以下になった。しかし、問題は生産者と消費者との間の需給ギャップがあるなかでのコメ値上がりはますますコメ離れを加速させるのではないかとの危惧を覚える。

2012/11/08(木) 米大統領選・オバマ氏が再選される
アメリカの大統領選挙の結果、オバマ氏が再選された。今回の大統領選挙は共和党ロムニー氏との接戦の末の勝利であったが、選挙の模様がこれまでとは少し違っていたようだ。政局模様の大枠は白人及び富裕者対その他人種と貧困層。オバマ氏、ロムニー氏両者とも世界の覇者・アメリカではなく、内政、特にアメリカの経済成長に力点が置かれた。これまでは世界の覇者としてのアメリカを強調したが、今回は、それどころではなく、わが身が大変との認識で一致したようだ。再選後のねじれ議会のなか、減税の法律が期限を迎え、どうするか。巨額の財政赤字をどうするか。すぐさま試練を迎えるオバマ氏の手腕が問われることになる。市民にとっては今の日本のアボカドのように安くなってくれるとありがたいはずだ。メキシコ産は前年比1割安、ニュージーランド産は2割安。スーパー店頭では2割安。価格差の理由はメキシコ産が1年中収穫可能であるが秋から冬にかけては油分含有量が少なくこの時期はNZ産の方が味がよいためだという。日本経済にとってはオバマ氏の円高ドル安政策が重くのしかかる。さて、日本はどうするか?が課題だが、自民でも、民主でも、石原、橋下氏ら第三極でも期待薄。さあ、どうする?

2012/11/07(水) 58基もの風車が立つ佐多岬
翌朝は「天狗荘」を8時半発。この天狗荘の面白さは建物の中に県境があるところで廊下に高知県と愛媛県の県境が記されていました。10時まで梼原町の街並み及び公共施設と民家の太陽光発電を見学しながら散策しました。まちの駅「ゆすはら」には菅直人前首相が宿泊し、福島原発事故での証人喚問や原子力発電所のことについてグチグチと愚痴をこぼしていたそうです。その人曰く「あっつ!すいません!菅元首相は岡山出身でしたね」こちらの方は下を向いて「くすっ」。10時に出発したわれわれは一路伊方風力発電所に向けてGO!二見くるりん風の丘パークで風車がビュンビュンと風を切る音を聞きながら昼食。現場での豊田先生の説明を聞いた後ですから風の音も身近に感じられます。だが、風車から人家まで200mしか離れていないところもあるそうで低周波公害が心配されます。地元で「まじ」と呼ばれる悪魔の風は年間平均風速8.3mという強風。この強風が吹く愛媛県最西端の日本一細長い半島「佐多岬」には58基もの風車が立ち並んでいます。見学・研修を終え、帰り支度を始めると雨がパラツキはじめました。まさに「ラッキー!」でした。なんとも意義深い二日間の研修旅行でした。お世話くださったみなさま!ありがとうございました。

2012/11/06(火) 標高1300mでの学習会
さあ、これから食事時間を遅らせて2時間少々学習会です。講師は気候ネットワークの豊田陽介さん。演題は「再生可能エネルギーの可能性」〜地域でFITをどう活かすか〜についてでした。
まず、今、再生可能エネルギーが求められる背景は何か?と、地球温暖化、ピークオイルの状況、原子力政策の限界(ウラン資源は有限であり、大量の核廃棄物が発生する。高コスト)についてお話しされ、太陽熱、太陽光、風力、バイオマス、小水力、地熱発電についてご説明されました。その後、世界の発電状況について資料解説され、自然エネルギーが普及すると電気代が高くなる?ことについて、原材料費、原発処理費用も含めての単価比較の説明をされ、再生可能(自然)エネルギーが高くないことを証明して見せたうえで、雇用創出、産業構造の変化についての見通しを述べられました。その上で、今、日本で遅れている再生可能エネルギー活用を市民レベルで向上させようとの提起と現在取り組まれているお日さまファンドやお日さまプロジェクトなど市民レベルの多様な取り組みについてご紹介がありました。活発な質疑の後、閉会となりましたが、まことに有意義な一日となりました。豊田先生!ありがとうございました。

2012/11/05(月) 流れる雲間に風車立つ
四国カルストの風はこの尾根に年間平均風速7.2m/sで吹き、出力は600kwが2基計1200kw、予想発電量年380万kw、1時間当たり3000mwh。これに対し、実際の平均発電量は2740mwh。計画に対しての実際の発電量が91%を超えています。成績はとてもよいとのこと。事業費は風車建設費310百万円、電線工事費135百万円の計445百万円。(NEGミーコン社製)。売電価格は11.5円/kwhで2012年は約3500万円だったとのこと。梼原町はこの風力発電の売電収益を「環境基金」とし、森林整備や住宅への太陽光発電施設設置補助金として活用しています。自然エネルギー活用で得た利益を自然エネルギー活用・自然保護に役立てるという当たり前と言えば当たり前の発想と行動力がすばらしいと思いました。風車部分の名前は翼部分がブレード、発電機部分(翼の根元のお尻がでたように見える部分)がナセル、塔がタワーというのですが、上を見上げると流れる雲の中に小さなナセルが見え、その中にほんとに小さな人影が見えます。メンテナンスをしている人たちですが、ほんとに小さく見えます。それほどの高さがあるということでしょう。お話を聞くと、あの小さく見えるナセルが大型バス位の大きさといいますから2度びっくりでした。辺りはかなり薄暗くなってきました。もう宿に戻る時間です。

2012/11/04(日) 雲の上の風車
大急ぎでわれわれが向かったのは四国カルスト台地・山頂にある風車(風力発電施設)でした。途中、太郎川公園にある地熱温水プール(水温30度)をトイレ休憩の間に眺めて行きました。方法は地中100mまで掘削し、27本の地中熱交換パイプにより採取した地中熱をヒートポンプで圧縮加熱するやり方でエネルギーコストを70%削減。さて次はくねくねと続く九十九折りの道を約1時間バスに揺られて頂上を目指します。今夜宿泊予定の雲の上のホテルを横目に進むとと石灰岩の顕わな四国カルスト台地が目の前に広がります。左を見ると断崖絶壁、落ちたら100%助かりません。なお進むと前方尾根に巨大風車の雄姿が見えてきました。この広大なカルスト高原は高知県、愛媛県にまたがって広がっており、そこここに土佐褐毛牛がのんびり草を食んでいます。時はまもなく薄暮を迎えようとしています。さすがに寒さが身に応えるほどの感じがしてきました。標高は1300m。この風力発電所は平成11年12月に設置され、風速3mから発電をはじめ、最大600kwの電気をつくることができるとのことでした。

11月絵日記の続き


 Copyright ©2003 FC2 Inc. All Rights Reserved.