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2012/11/05(月)
流れる雲間に風車立つ
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四国カルストの風はこの尾根に年間平均風速7.2m/sで吹き、出力は600kwが2基計1200kw、予想発電量年380万kw、1時間当たり3000mwh。これに対し、実際の平均発電量は2740mwh。計画に対しての実際の発電量が91%を超えています。成績はとてもよいとのこと。事業費は風車建設費310百万円、電線工事費135百万円の計445百万円。(NEGミーコン社製)。売電価格は11.5円/kwhで2012年は約3500万円だったとのこと。梼原町はこの風力発電の売電収益を「環境基金」とし、森林整備や住宅への太陽光発電施設設置補助金として活用しています。自然エネルギー活用で得た利益を自然エネルギー活用・自然保護に役立てるという当たり前と言えば当たり前の発想と行動力がすばらしいと思いました。風車部分の名前は翼部分がブレード、発電機部分(翼の根元のお尻がでたように見える部分)がナセル、塔がタワーというのですが、上を見上げると流れる雲の中に小さなナセルが見え、その中にほんとに小さな人影が見えます。メンテナンスをしている人たちですが、ほんとに小さく見えます。それほどの高さがあるということでしょう。お話を聞くと、あの小さく見えるナセルが大型バス位の大きさといいますから2度びっくりでした。辺りはかなり薄暗くなってきました。もう宿に戻る時間です。
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