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2012/11/24(土)
スケソウ高値 砂糖安値に
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自民党・安倍総裁は自民、民主への現時点での支持率の差からマスコミから次期総理並の扱いを受けているが、「建設国債を日銀に買わせ、デフレを脱却し、3%のインフレ政策とるとの政策を打ち出した」が、果たして妥当であろうか。ニュースに見られる街の声は歓迎する声も多いが、「総じて3%の物価上昇が家計の負担を重くすることになると気づかせない3%の経済成長という言葉に惑わされている」とわたしは思う。この暮れの解散総選挙は日本の進路を左右する。誰がよいのか、よくよく見極めねばならない。最近の物価動向ではかまぼこやちくわなど水産練り製品の原料となる北米産冷凍すり身の輸入価格が前年に比べて2割も上昇した。南米、中国が不漁で、資源管理が徹底している北米産の調達が増えたためだが、加工業者は割安な原料の配合比率を高めることで乗り切ろうとしている。しかし、その努力にも限界がある。日本は世界のすり身生産の半分近くを消費する。マグロやエビが日本の消費量の膨大さの引き合いにだされるが、すり身が53万トンに比べ、マグロやエビは30万トン前後である。かまぼこやちくわは日本人の生活必需品なのだ。すり身に比べ砂糖はブラジルが好天だったためサトウキビの収穫が増え、約1割輸入価格が安くなった。こうした変動要因の多い物価を国が統制し、3%のインフレを起こすということは日銀がお金をたくさん印刷して貨幣価値を下げるということになる。結果は、国の借金3%減るが、国民生活は3%目減りすることを覚悟しなければならない。みんな!目を皿にして事態をよくよく見ておこうじゃないですか。
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