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2012/11/23(金)
北極への視線が熱い
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北極圏の氷が解け始めている。地球温暖化による自然環境の変化は人々の生活や生態系に多大な影響を及ぼし始めている。人類の生存そのもにも重大な関心をもたなければならなくなっている。ところが、不謹慎にも、この事態下に北極に多大な関心を寄せる人たちがいる。先進国首脳と経済界トップたちだ。一つは、氷が解けて北極海を経て欧州とアジアを結ぶ新航路が開けそうだということ。南周りに比べ、オランダ・ロッテルダムと横浜や釜山の距離が約4割縮まるという。韓国の李大統領はグリーンランドに飛んだ。中国の前温首相はアイスランドへ、前胡主席はデンマークへ、ロシアは北極海の大陸棚の資源活用へ、欧米企業は資源開発に参入という具合にテンデになし崩し的開発が始まっている。物流も、資源開発も早い者勝ちのようにゲーム化してきている現状をなんとか変えなければならないと思う。しかし、国際ルールづくりは沿岸・近隣の8カ国、米国、ロシア、カナダ、デンマーク、ノルウエー、フィンランド、スウエーデン、アイスランドでおこなわれている。自国有利ではなく、地球人のために資源を活用してほしいが、そうもいかないようだ。必要な国債ルールは地球のために、人類のために、でなければならない。とすれば、地球は一つの政府でなければうまくいかないと思える。
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