|
2012/11/02(金)
小水力発電も黒字
|
|
|
町民の暮らしと自然の共生を願う梼原町。まずは小水力発電施設の見学です。梼原川に隣接して建てられた梼原学園(小中一貫教育校)のすぐ傍に梼原町水力発電施設とペレット型エアコン施設がありました。水力発電の発電方式は流れ込み方式というそうですが水路式、有効落差は6.07m、受ける水車はチューブラ水車、出力は53kwです。平成20年3月に2億百万円余で建設されました。262mwhの電気は昼間は学園施設に供給され、夜間は町中の街路灯に供給されているとのことでした。もちろん不足分は四国電力から購入し、余剰分は同社に売電する仕組みは家庭用と同じです。昨年の収入は130万円だったとのことです。「エッと驚いたのが国からの電話でした。今1kw7円20銭の売電価格が35円になるというのです。ラッキー!です。7月から5倍になったのです。これでまた新しい取り組みができます」とは担当者の弁。渇水期の今、川の水量はほんのわずかですが取水口から取り入れた水はブンブンと水車を、そして発電機を回し、余水はごうごうと流れ落ちています。ああ、この程度の水量でも、落差を造れば発電が可能なのだ、岡山市でもできるところはあるはずだ、と思った次第でした。ペレット式エアコンと小中一貫の梼原学園はどんなものか、興味しんしん、川沿いの道を学園の方に登坂しました。
|
|
|