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2012/11/10(土)
確実に消費は落ち込んでいる
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日経消費動向10月調査によると最近3カ月の流通・サービス業の売り上げが落ち込んでいるという結果がでた。7月に比べるとマイナス32%。下落幅は消費税率が5%に引き上げられた1997年7月に次ぐという。スーパー、百貨店などの物販売り上げはマイナス29%。コンビニ、ミニスーパーも大幅悪化。セブンイレブンJは既存店の売り上げは伸ばしたが傘下のサークルkサンクス、スリーエフは売り上げを大きく減少させた。理・美容もゲームセンターも売り上げ減で家計や遊びの支出抑制傾向がうかがえる。それにひきかえ消費税増税前の駆け込み需要の期待が大きいのは住宅関連業界だが、住宅メーカー販売店は「消費税増税が現実味を帯びてから展示場への来客者が増えた」という。また、レジャー需要の増加は旅行・運輸業界をプラスへと押し上げた。特に海外旅行予約は14%増という。これは団塊の世代が大量に定年を迎えていることが影響しているのかもしれない。住宅関連の駆け込み需要がどの程度となるかまだわからないが、いずれにしても消費税増税後の落ち込みはひどい状況となることは予想される。2014年及び2015年の2段階値上げ後の景気の冷え込みは大変であろう。今から準備をしておかなければ家計は破たんする。物価は横ばい又は微減だとしても、小麦粉の卸価格を政府は引き上げ、税と公共料金はどんどん引き上げられていくから家計は目に見えて冷えてゆくことに。ご用心、ご用心。どうしようもないとあきらめずに前を見つめて一歩ずつでも前進を!
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