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2012/10/30(火)
太郎川公園で昼食(2)
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四国はお接待の町だと思わせられたのが「茶堂」でした。広さは2間に1間半。3.6mに2.7mという小さな木造平屋建てです。かやぶき屋根に板敷きという質素な造りですが、旅人に茶菓のお接待を地区民が輪番でおこない、旅人をお持て成ししたといいます。これは遠く京の都や江戸の文化や政情を探る効果を併せ持たせたといわれています。坂本竜馬脱藩の手助けをし、宿泊させ、脱藩の道を歩ませた人と歴史はこんなところにも顔を覗かせているのかも知れません。梼原町で最初にわれわれを出迎えてくれたのが千枚田。棚田が美しく刈り上げられています。採り入れした稲を天日干しをしている田んぼもありました。引き続き、国道197号線を進むと昼食の予定地、太郎川公園の入り口にある藁ぶき屋根が見えてきました。メインは地元で採れた手打ちのそばです。太郎川公園でゆっくりする暇はありませんが、ここには藁ぶき屋根の民家(隠居所を移築)、茶堂、草スキー場、花見広場、キャンプ場、地熱利用の温水プール、水車小屋など自然と触れ合う施設がいっぱいあります。さて、昼食は「脱藩定食」でしたが、近所でとれた野菜中心の煮もの、焼ものにそば。そばはほんの少し小麦粉をつなぎに入れた太くて、短くて、大きさも長さも不揃いな色の黒いそばでした。田舎満喫の美味しい昼食でした。太郎川公園をゆっくり見ることなくわれわれは梼原町役場をめざしました。
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