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2012/01/15(日)
碁石手に茶をもてこよと上機嫌
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台湾の総統選と立法院(国会)選が、昨日投開票され、与党・国民党の馬英九氏(現職・61)が再選された。この選挙は一つの中国か、否かが争点であったが、民進党の蔡英文主席(55)らを下しての再選であることに台中関係の将来が見えてくる。蔡英文主席との得票差は約80万票、得票率差は約6%。立法院選は国民党が72議席から64議席に後退したものの過半数を維持。民進党は32から40へと議席増。この結果によって今年トップが交代する中国への影響はないだろうと推測される。ということは、台湾と中国との関係が世界の軍事、経済等への影響を与えることは少ないとみてよいことになろう。世界で見れば、問題なのは米・欧・日などの資本主義先進国の方であろう。欧州では9カ国・国債の格下げがS&P社(米)から発表され、ユーロ分裂の状況を呈してきた。日本では民主党・野田内閣が内閣を改造しても岡田氏に期待はするものの支持率横ばい。つまり野田内閣にあまり期待していないということだろう。そんな状況の中、国民総背番号制、消費税導入を決行しようとしている民主党政権。福島第一原発事故処理、東日本大震災で廃墟と化した現状からのからの復興、普天間基地の辺野古への移転をはじめとする日米関係など課題は山積する。混乱はますます深まるかと思われる。
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