たばたけんじの日記 (田畑賢司)

たばたけんじの日記 (田畑賢司)
元岡山市議会議員田畑けんじの日々思うこと…

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最新の絵日記ダイジェスト

2023/12/25		胃を4分の３切除
2023/04/05		昨日「胃がん」だと告げられた！
2022/11/07		地獄飯
2022/10/23		もんもんとして
2022/10/05		紅葉

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	2011/08/21(日) 叱られて土産に涙す陸前高田

昨日に続き今日も雨。この時期は気象庁も涙するのか。予報がよく違う。例えば、昨日は曇り一時雨が終日雨。今日も同じだ。だが、天気予報はまだ許せるが、”許せない”と、亀裂が埋まらないケースが増えているという。例えば、「陸前高田で集めた松に放射能。せっかく集めたんだから京都で燃やせばいいじゃない」「とんでもない。放射能が飛散したらどうする」という具合に。埋め合わせできないほどの真剣な亀裂が生じているという。ところが、政治は空白状態。なにもしない。１９日、中尾・新任財務官の「頻繁に市場介入する計画はない」の失言を受け、円は戦後最高値を更新。それに対してなにもできない、しない、野田財務大臣。総裁選準備でホテルに籠りきりとか。菅総理は長期死に体であるうえ、民主党自体が次機総理選出問題で空白状態。日本国民はどうしようもなく政治から心が離れ、亀裂を生じている。さて、２６日に予定されているバーナンキ議長の発言対策にどう対処するのだろう。できないのではないか？山のあなたの空遠く・・・が目に浮かぶ。

	2011/08/20(土) 保育児の倒れて倒すフリージア

今朝は曇りで雨模様。涼しい。昨日に続くこの涼しさは来週までで暑い日々が舞い戻ってくるという。為替は相変わらず寒い。円が戦後最高値、一時７５円９５銭を記録したという。原因はアメリカの実質的ゼロ金利政策の長期化方針の明示によるもの。放射性セシウムによる汚染問題では福島牛は出荷停止を継続。茨木の米から収穫前検査でセシウムを微量という報道ではあるものの全国で初めて検出された。これまた寒い。昨日８月１９日（８．１９）は俳句の日。「秋来ぬと目にはさやかに見えねども風の音にぞ驚かれぬる」を感じさせる日であった。しかし、戻り夏の暑さはまた格段の身体への負担を与えるのではなかろうか。連鎖は連鎖を呼ぶ。ご用心、ご用心！

	2011/08/19(金) 見上げれば朝日差し込む窓に蜘蛛

今朝は外気が涼しかった。汗はかいてはいたが、毎日の熱帯夜が朝だけでも涼しいとほっとする。窓にさしこむ朝日もそう思えば恨めしさが減り、愛おしく思えてくる。輝く蜘蛛の糸も、雲も同じように心情が変わってくるから不思議なものだ。そしてふと、地球が他の星と衝突したらどうなるのだろうと思う。NASAによれば、地球から約４億５千万光年離れた宇宙空間で二つの銀河が衝突したとその画像を公開した。そして、この二つの銀河は何百万年か後には一つに溶け合うとみられる、とコメントしている。この映像は宇宙望遠鏡チャンドラとハッブルの映像を組み合わせたものだという。「VV３４０北」銀河と「VV３４０南」銀河の衝突と合体。チャンドラとハッブルの合体。地球の属する太陽系銀河とアンドロメダ銀河はどうなるのだろう？これは出会いなのか？破滅なのか？わたしは新しく出発する出会いと思いたい。

	2011/08/18(木) 火だるまの秋刀魚を妻が食わせけり

国立がんセンターの研究チームが１７日発表した研究結果によると、魚を食べると糖尿病予防になるらしい、とのこと。アジ、イワシ、サンマなど脂が豊富な魚ほどリスクが低下するようだ。データは、岩手、秋田など１０都府県の男女４５～７４歳約５万人を魚介類の摂取量でグループ分けし、５年間追跡調査した結果得られたもの。但し、女性には発症差はなかったという。なぜだろう？しかし、アジ、イワシ、サンマなども高くなった。庶民のものではなくなった感がある。安くて安全な魚がみんな腹いっぱい食べられた時代がなつかしい。表記は秋元不死男氏の句である。ほのぼのとした時代を感じさせる句である。

	2011/08/17(水) 独居（ひとりい）や汗をながしつ耐える夏

８月８日～１４日の熱中症患者が７０７１人も搬送され、死者は１５人だったという。１週間の患者搬送、死者は今年が最悪だったとのこと。つまり、立秋を過ぎてからの暑さが異常だということだ。野外イベント中の熱中症も多かったようだ。だが、もったいない精神の旺盛な高齢者、家計を心配する高齢者、節電意識の強い人にもこの暑さは敵だ。そこでまいってしまうことに。地球温暖化は確実に進行している。千葉県では、ドラゴンフルーツが出荷されるようになり、サトウキビが沖縄並みに特産化されようとしている。米どころも近近東北から北海道に移るのではないかと心配される。となれば、岡山はどうなるのだろう？将来を見据えた検討が必要かと思う。備えあれば憂いなし。ねえ、そうでしょう。石井さん。高谷さん。

	2011/08/16(火) 夕立が洗っていった茄子をもぐ

茄子は生でも、焼いても、揚げても、煮てもおいしい。それなのに嫌いな人がいる。身近では長男だ。明日は茄子料理をしてみようかな。さて、表記は種田山頭火の句であるが、今年は多くの方が夕立が洗っていった茄子をもいで食べようとはしないだろうと思う。福島原発事故による放射性物質の影響を避けようとする心理は当然だと思われる。では？茄子などの野菜や米や肉や魚やなどの食材を食べずにすませるにはなす術がない。ええい、それなら、後は野となれ山となれ、なんでも食べちゃえというわけにもいかない。残念ながら人は野菜にしても、魚にしても、肉にしてもそれぞれの「生命」をいただいて生きている。こんなことで病気になってもつまらない。科学も、化学も、政治もこのことを肝にめいじて倫理観をもった人の命を大切にする研究・治世をしてほしいものだ。

	2011/08/15(月) ともかくも生あり灯ありうれしくて

今日は６６回目の敗戦記念日。戦争で兄弟子どもを亡くしたうえ神戸、岡山と空襲から命からがら生き延びた母の敗戦感が表記である。とにかく命が助かってよかった。じゅ縛、束縛から解放されたのがうれしかった。その象徴としてなによりも夜自由に灯を点すことが許されるのがうれしかった。今回の敗戦記念日は東日本大震災の爪痕が生々しく残る中で迎えるのだが、復興への気持ちが少し戦後と違う気がする。「明るさ」が見えないのはなぜだろう？開放感の違いだろうか？閉塞感が漂うのは将来の国の姿が見えないという理由だけではないだろう。そんな中で若者たちが被災地ボランティアに自弁で参加している姿にこころ打たれる。ここに日本の未来がある予感がする。財界・企業家やそれを支援する政治家が日本を捨てて海外に移って行く中、それを支援するもたれあいが続く中で。

	2011/08/14(日) すこやかに我が娘育てと桐を植え

昔は娘の嫁入りに桐の箪笥を持たせるために娘の誕生とあわせて桐を植えたという。子どもは社会の宝。昔と違い、今では親の代わりに国がその社会責任を果たさなければならないという考え方に前進の兆しがありました。その一例が「子供手当」。ところが民主党が政権について２年。民主も自公と同じ考えに後退しました。年少扶養控除は廃止したままですから、小学生以下の子どもがいる片働き世代で年収５５０万円の家庭でも年１万１１千円の負担増となりますから大変です。所得税に連動する保育料の増加を考えれば差引プラスの家庭もマイナスに。理念を捨てて自公の言う通りの子供手当にした民主。逆立ちをして富士山を見始めたようです。

	2011/08/13(土) 帰省列車に若き駅夫の指差称呼

今朝のTV報道では帰省客による交通渋滞が５５ｋｍも続いている、また東京駅の混雑も今日明日がピークとのこと。そうとなればお盆明けのUターンラッシュもまた大変ですね。今年のお盆は東日本大震災の行方不明者の生死に区切りをつけるかどうかの辛い選択を迫られる初盆でもあります。ほんとうに辛いですね。一方、円高ドル安の影響で海外に旅行する人が増えたと報道されていました。昨年並みに近づいたとのこと。同時にドル紙幣への交換に銀行へ行く人も続出。株安と合わせて金が高騰。それを受けオーストリア造幣局発行の金貨が飛ぶように売れているとのこと。中でも同行の世界シェアの３割が日本向けとのことですからあるところにはあるんですね。金貨など買う余裕のない我が家も今朝墓参。家族の健康と安泰をお願いしました。表記は上野路山氏の句ですが、上野駅の昔の風景かと思わせる旅情があります。国鉄マンの厳しく真剣な表情が浮かんできます。鉄道っていいですね。

	2011/08/12(金) ヤアと来て肩たたく友孫を見せ

相好を崩し満面の笑みで孫を紹介する友人に会う。かわいい女の子でした。わたしはまだこのような幸せに遭遇しえない。しかしその友人の気持ちはよくわかります。怒りっぽいわたしの父が孫の誕生と特に娘の誕生を喜び、保育園のみならず、小学校への送り迎えをすると言って聞かなかったのを目の当たりにしていたからです。女の子になにかあったらどうする？と怒る父親を小学校だから友達と行かせようよとなだめるのにほんとうに苦労しました。少子高齢化に寄与していない我が家の子どもたちを少しうらめしく思いながらも高校から外に出、その後も県外で働いていた子どもたちが今全員戻ってきています。まあいいか。まあ今が幸せか。そんな思いで現実を受け止めている今日この頃です。

8月絵日記の続き