|
2011/08/23(火)
猟銃を天に向かって撃ちたき日
|
|
|
大阪維新の会が22日公立学校の実現すべき目標を首長が規定するなど首長の権限を強化する全国初の「教育基本条例案」概要を公表した。日独伊3国同盟による第2次世界大戦で日本は教育を戦争目的に利用してきた。その反省から教育を政治利用しないために教育委員会を政治的中立としたのが戦後教育の原点である。それを覆そうとするのが今回の条例案であるが、9月以降の大阪府議会及び大阪、境両市議会に提出する意向とのこと。なお、目標を実現する責務を果たさない教育委員の罷免などの管理強化、余剰職員の整理解雇、能力主義にもとづく人事評価などの導入を盛り込んだ「職員基本条例案」も合わせて提出の予定と聞く。案では同一の職務命令に3回違反したときは直ちに免職とする分限処分の明文化もしているという。これを許せば教育を政治利用する大きなステップとなるが、今も教育委員会は首長に対して忠実であり、わたしはその忠実さが気にかかっている。それでも、橋本知事や財界は100%従わぬ教育委員会と職員組合がお気に召さないようだ。
|
|
|