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2011/06/25(土)
夢に見し海辺の松は青きかな
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小笠原諸島が世界自然遺産に登録されることとなった。ユネスコの世界遺産委員会は独自の生態系を評価し決定したという。この快挙に拍手を送りたい。人間はもっと自然を大切にしなければならないと思う。共存を考えなければならないと思う。効率性追求だけではいずれ破たんをきたす。車のハンドルも遊びがあるが、車の生産工程には遊びがない。電力不足を回避するために休みを変更するというが、下請けや関連業者は休み返上となる矛盾が生じている。全体を俯瞰する能力が政府に無いからだと考える。これは日本国民の最大の不幸事である。だが、こういう事態の中での日本で4つ目の世界自然遺産登録は自動車公害で枯れてゆく松の中で海辺の松の青々とした様子を夢見るようである。夢に終わらせないようにしなければなるまい。
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