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2011/12/09(金)
この頃はと老母が嘆く針供養
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針供養は関東では2月8日、関西では12月8日に行われるが、俳句では春の季題とされている。針供養はその日一日針仕事を休み、折れた針の供養をするため、それまでの一年間の折れた針を持って淡島神社に納めに行き、神前の豆腐(豆腐やこんにゃくなどの柔らかいものに刺して針を休ませるといわれている)にさして針仕事の上達を願う行事である。すべてのものを手で縫うという時代のゆかしい行事の一つであるがそんな行事の廃れてゆくことを嘆いていた母ももう亡くなって久しい。
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