|
2011/12/26(月)
侘助はそと庭隅に控えおり
|
|
|
侘助は茶人に好まれてきた花である。椿の一種で、名前の由来は加藤清正が朝鮮出兵時に持ち帰ったものを侘助というものが育てたという説と侘助というものが持ち帰ったという説とがある。冬咲く花で花数も少なく控え目な花である。そこが茶人に好まれたようだ。民主党・政府の八ツ場ダム建設再開とは大違いである。あれほど「コンクリートから人へ」と大宣伝し、マニフェストに掲げてきたものを中止から建設再開へと180度方向を変えた。高速道路の無料化、子ども手当、消費税増税に続いて公約見直しに踏み切った今回の八ツ場ダム。コウヤクとは貼るものではなく守り実現すべきものであるが、こうもいとも簡単に公約を投げ捨てていいものか、と考えざるをえない。選挙公約が選挙時の嘘ということになれば国民の政治離れはますます加速するであろう。それが悲しい。ダム建設は岡山のトマタダムでも海苔の色落ち被害をだすなど海などの自然環境に悪影響を及ぼしている。費用対効果の検証も必要である。治水と利水は人間に優しいものでなければなるまい。その理念さえ投げ捨てたのではどうにもなるまい。
|
|
|